GoToトラベルキャンペーンを来年ゴールデンウィークまで延長するなら偏りを是正すべき
テレビのニュースをみて驚いた。
GoToトラベルキャンペーンは1月末をもって終了することになっているが、
その延長が検討されているそうだ。
キャンペーンが延長されることは
観光業者にはまだまだ支援が必要なので
当然である。
しかし、今の仕組みを全く見直さないつもりのようだ。
これには驚きを通り越して呆れてしまった。
現状のGoToキャンペーンは客単価の高いホテルに有利だ。
その結果、GoToトラベルキャンペーンにより
客単価の高いホテルの客室の客足は戻ったが
一般ビジネスホテルの経営は苦しいままだ。
例えば、客室100室で1泊4万円のホテルが80%の稼働の場合、
1日あたり112万円が補助されるのに対して、
同じく客室100室で1泊8,000円のホテルが30%の稼働の場合、
15万6千円しか補助されない。これは税金の使い方として不公平だろう。
GoToトラベルの不平等は客単価の高いホテルが有利なだけではない。
大手旅行サイトが有利であるし、
一人が何度でも宿泊できるという点も不公平である。
当初は仕方がなかったとしても
来年の2月以降はこれらの点に見直しがされるべきだ。
例えば客単価の高いホテルが有利なことについては補助率を変えればない。
1泊1万円以下は40%、
1万5千円は30%、
2万円は20%とすればよい。
それともこのような不公平を放置しておく必要があるのだろうか?