3種類の抗体
宮坂昌之氏の記事が2020年7月2日の朝日新聞に載った。
大変わかりやすくて参考になる。
宮坂氏は次のように主張する。
抗体=免疫という考え方は20年前だ。
ウィルスを投与すると抗体ができるが、
その抗体には
①ウイルスを退治するもの(善玉抗体)
②逆にウイルスを活性化させるもの(悪玉ウイルス)
③ウイルスを攻撃もしないし活性化もしないもの(役なし抗体)
があることがわかっている。
②として有名なのはデング熱で、
③にはHIVがある。
他のウイルスのこれまでの研究で
①②③のいずれの抗体ができるかは
個人差によるところが大きいこともわかっていた。
また、ワクチン投与の結果できた抗体が
①②③のいずれかであるかは
高度な技術をもった研究所でなければできない。
以上のことから宮坂氏は
ワクチンができるのは2年後と予想している。
アンジェスワクチンは失敗するということであり、
掲示板で宿敵扱いされるのは仕方がない。